~ハーブへナ・トリートメント~
◆ヘナってなに?
古くから世界各地で利用されてきたヘナ
ヘナ(和名:ツマクレナイノキ)ミソハギ科
ヘナは、インドをはじめ中東やエジプト、アフリカ諸国などの広範囲で数千年も使われてきました。
インドの伝承医学であるアーユルヴェーダにおいてもヘナは、火傷の治療や止血、湿布などに施す薬草として使われてきました。
インドでは、へナは体に流れている電気の流れを調節するといわれています。
植物からの恩恵だと感じます
インドでは5~6mの高さの低木で生け垣としても植えられていて
虫がつかない強い木です

ヘナの葉には抗菌、殺菌作用があるため、頭皮を改善し、フケやかゆみを抑え、痛んだ髪を回復させる効果が見られます
さらには魔よけや呪術的なもの、染料としても古くから人々に利用されてきました。
エジプトでは、頭皮や眉毛、ひげ、さらに手足や爪をヘナで染めました。
これは当時としては魔よけなどの呪術的な意味もあったのでしょう

インドの科学者B・チャンダヌビーケー氏の1990年論文の報告 によるとヘナの中に含まれる ローソニア・アルバという成分は肝臓の毒素を取り除くのに有効であること、またヘナによって睡眠が深くなると言われています。
さらにナフトクウィノンという成分が入っていて、生理不順 を治す効果もあるとされています。
ヘナの葉には主成分ローソニアと言う天然植物赤色色素が大量に含まれており、粘着性があります。
ローソニアは髪の毛のタンパク質(ケラチン)と相性がよい為、
ヘナパックすることによりキューティクルの部分に皮膜を作り髪を保護します。

ヘナのメリット、デメリットと注意点について
ヘナは、良質の新鮮な天然の100%のヘナを選ぶこと。
※ヘナの中にPPD(酸化染料)などが入ったケミカルヘナや、
古いヘナパウダーに緑の着色をしたもの等があります。
極端に安価なヘナにはご注意を!
★ヘナのメリット
・髪にコシや艶を出してくれます。
・フケを取り除いてくれます。
・毛穴をきれいにし、健康な頭皮にします。
・天然の皮膜を作るので保湿と、紫外線カットが期待できます。
・髪は顔の額縁と言われます。髪が艶やかで、美しいと、お顔も輝いてみえます。
・心身の浄化でリセットされる。ヘナの性質は冷性と言われます。
東洋医学の頭寒足熱の考えからヘナで頭を冷やし足元は温めながらのヘナタイムがおすすめです。脳疲労や、のぼせて頭に熱が籠ってるときなどにヘナをすることで、スッキリクリアになります。
★ヘナのデメリット
・ヘナは、色を選ぶことはできません。
白髪にはオレンジ色(茜色)に染まりますが黒髪の色は明るくはなりません。
但し、カラーリングによって明るくなった髪や、もともと色素が薄く赤毛の髪には明るく入りやすいです。
・手間と時間がかかる
・パーマがかからない
・アルカリカラーが染まらない
ヘナの色素はキューティクルの内側にしっかり蓄積されます。
ヘナは回数を重ねるごとに染毛力も強くなります。
パーマを定期的にかけたい方や、アルカリカラーも続けたい方にはおすすめできません
ヘナに詳しい美容師さんや、行きつけの美容室に相談され理解の上でヘナにチャレンジされてください。
セルフヘナで準備するもの
●ヘナ&インディゴ その他のハーブ
●お湯(50~60度が最適)熱湯×
●ボール1~2個
●ふるい
●ラップorシャワーキャップ
●ビニール製のケープ(無い場合は汚れても良いタオルなど)
●ビニール手袋
●泡だて器orマドラーなど
●計り
●タオル
●床にひくビニールシート、新聞紙など
●コーム・ハケ
●頭皮マッサージ用オイルや好みの精油
ヘナは油分を取除く作用があるので事前に、頭皮オイルマッサージをすることで
髪の軋みも軽減され仕上がりがよくなります
特にダメージがある場合、乾燥がひどい場合は、しっかりオイルで頭皮マッサージと
髪全体にもオイルを馴染ませておくとヘナも塗りやすいです。
インディゴを配合する場合は、オイルは避けてください
インディゴはオイルとの相性が悪いので染まりにくくなります。
一回の粉の使用量の目安
ショート 約30g~
セミロング 約60g~
ロング 約80g~
髪にコシ、艶がでてトリートメント効果が期待できるのがヘナの魅力です。
白髪が少ない場合はヘナだけで染めるのがおすすめです。
白髪が多い場合や、白髪のオレンジが気になる場合は、ヘナとインディゴを
配合することにより白髪に染まったヘナのオレンジの色味を押さえることができます。